Theme1 簿記の基礎
簿記の目的
⑴一定時点の財政状態を明らかにすること(ストック)
・財政状態=「現在、何がいくらあるか」
・財政状態の報告書として貸借対照表(Balance Sheet : B/S )を作成する
写メ P6
①資産:企業が活動の為に所有するもの。
(ex)財貨(現金、土地・建物,,,)、後から現金などを受け取ることができる権利(債権(貸付金,,,,))
②負債:将来、現金などを支払わなければならない義務。
(ex)債務(借入金,,,)
③純資産(資本)
・資産(企業にあるもの)から負債(後で支払わなければならないもの)を引いて残るもの
・元手と利益を表す
⑵一定期間の経営成績を明らかにすること(フロー)
・経営成績=「一定期間に、どんな活動をし、その結果いくら儲かったのか(又は損したのか)」
・経営成績の報告書として、損益計算書(Profit and Statement : P/L )を作成する
写メ P7
①収益:商品を販売するなどして得た収入のこと
②費用:収入を得る為に費やされたり支払ったりしたもの
*財務諸表(Financial Statement F/S )
=貸借対照表 + 損益計算書
会計期間
会計期間
・通常一年
・個人企業=暦(1月1日〜12月31日)
・法人企業=任意(4月1日〜翌年3月31日など)
写メ P10
期首 :会計期間の始まり
期中 :期首と期末の間
期末 :会計期間の終わり
当期 :現在の会計期間
前期 ;一つ前の会計期間
次期(翌期):一つ後の会計期間
簿記の手続き
⑴日常の手続き(期中)
① 仕訳 :全ての活動を日付順に記録する。
② 総勘定元帳 :仕訳をもとに各勘定口座に記入する。
③補助簿(任意):細かい内容を別の帳簿に記録する。
④ 試算表 :総勘定元帳の各勘定科目(口座)の記録を一覧表にしたもの。
写メ p16
⑵期末における決算手続き
①決算整理前試算表:期中の記録の一覧表を作成する。
② 決算整理 :記録について一つ一つ確認・修正を行う。
③ 帳簿の締め切り:会計期間終了の記録を行う。
④ 財務諸表 :報告書(貸借対照表・損益計算書)を作る。
Theme 2 記帳のルール
取引
簿記上の取引:簿記の5要素の増減
*=資産、負債、純資産、収益、費用
写メ p12
増減区別のルール
写メ p13、14
仕訳と勘定記入
⑴仕訳
:取引を、借方要素と貸方要素に分けて日付順に記録する
写メ p15
⑵勘定記入
:仕訳をもとにして、借方・貸方それぞれの科目の勘定口座に書き写す=「仕訳を勘定に転記する(勘定記入する)」
*総勘定元帳:各勘定口座を綴った一冊の帳簿
*主要簿:=仕訳帳 + 総勘定元帳
写メ p15
記帳手続き①
写メ p16